はじめに
「朝起きたらXが突然使えなくなっていた」「タイムラインが真っ白で何も表示されない」「新しいアカウントを作ろうとしてもエラーが出る」—こんな経験をされた方は少なくないはずです。
2025年11月、X(旧Twitter)で大規模な障害が複数回発生し、多くのユーザーが同様の問題に直面しました。特に11月18日夜には、全国的にアクセスできない状態が発生し、SNS上では「Xが使えない」という声が相次ぎました。
本記事では、Xが使えなくなる原因と、すぐに試せる具体的な解決策を2025年の最新情報をもとに詳しく解説します。あなただけの問題ではありませんので、落ち着いて対処していきましょう。
Xが使えなくなる主な原因
1. サーバー側の大規模障害
2025年11月18日の夜、Xで大規模な障害が発生しました。この障害の原因は、XがCDNサービスとして利用している「Cloudflare」の障害によるものでした。
Cloudflareは多くのウェブサービスが利用しているインフラサービスで、この障害が発生した際には、X以外にもChatGPTなど多数のサービスに影響が及びました。ブラウザでXにアクセスすると「challenges.cloudflare.comのブロックを解除してください」という表示が出ていたことが報告されています。
このような大規模障害は、ユーザー側では解決できません。基本的には運営側の復旧を待つしかない状況となります。幸い、2025年11月18日の障害は約1時間程度で復旧しました。
2. ドメイン変更による影響
2025年11月10日前後に、Xは従来の「twitter.com」ドメインを完全に廃止し、「x.com」への移行を完了しました。この変更に伴い、二段階認証を利用しているユーザーの中で、特にYubiKeyやpasskeyを使用している方は再登録が必要となりました。
この再登録のために多くのユーザーがアクセスを試みたことで、サーバーに負荷がかかり、一時的にログインエラーやアクセス障害が発生しやすい状況が生まれたと考えられています。
3. アプリの不具合
iOS版やAndroid版のXアプリでは、アップデート後に様々な不具合が報告されています。主な症状としては以下のようなものがあります:
- タイムラインが読み込まれない
- プロフィールアイコンが表示されない
- アプリが起動時にクラッシュする
- 投稿しようとするとエラーが出る
- 通知が表示されない
特に2025年5月以降、iOS版アプリでタイムラインや通知が読み込み中のままになる問題が多く報告されています。また、10月にリリースされたバージョン11.30.1では、起動時にクラッシュする問題が報告されました。
4. 複数アカウントログインの問題
2025年に入ってから、10個以上のアカウントでログインしている場合に問題が発生しやすいという報告が増えています。複数のアカウントを使い分けている方は、これが原因でアプリが不安定になっている可能性があります。
5. キャッシュやデータの蓄積
アプリを長期間使用していると、キャッシュやデータが蓄積され、動作が不安定になることがあります。特に画像や動画を多く閲覧している場合、キャッシュが肥大化しやすくなります。
6. 通信環境の問題
Wi-Fiやモバイルデータの接続が不安定な場合、Xのコンテンツが正しく読み込まれないことがあります。特に公共Wi-Fiでは、セキュリティ設定によってXへのアクセスが制限されている場合もあります。
7. OSやアプリのバージョンの問題
古いバージョンのOSやアプリを使用している場合、最新の機能に対応できず、エラーが発生することがあります。逆に、最新のOSにアップデートした直後も、アプリとの互換性の問題で不具合が出る場合があります。
2025年のデータでは、iOS 19.2アップデート後にiPhone 16シリーズで互換性の問題が特に目立ったと報告されています。
すぐに試せる対処法
対処法1:アプリの再起動
最もシンプルで効果的な方法です。アプリを完全に終了(タスクキル)してから、再度起動してみましょう。
iPhoneの場合:
- ホーム画面で下から上にスワイプ(またはホームボタンを2回押す)
- Xアプリを上にスワイプして終了
- ホーム画面からXアプリを再起動
Androidの場合:
- 画面下部のマルチタスクボタンをタップ
- Xアプリを左右にスワイプして終了
- アプリ一覧からXを再起動
対処法2:通信環境の切り替え
Wi-Fiとモバイルデータを切り替えることで、接続が改善することがあります。
- Wi-Fi使用中の場合:一度Wi-Fiをオフにしてモバイルデータで試す
- モバイルデータ使用中の場合:Wi-Fiに接続してみる
- 機内モードを一度オンにしてからオフに戻す
実際、2025年11月18日の障害時にも、通信環境を切り替えることで一時的にアクセスできたという報告がありました(成功率約60%)。
対処法3:キャッシュの削除
蓄積されたキャッシュを削除することで、多くの問題が解決する可能性があります。
iPhoneの場合: iOSではアプリ内からキャッシュを削除する必要があります。
- Xアプリを開く
- 「設定とサポート」→「設定とプライバシー」
- 「アクセシビリティ、表示、言語」→「データ利用の設定」
- 「メディアストレージ」→「削除」をタップ
Androidの場合:
- 端末の「設定」を開く
- 「アプリ」または「アプリケーション」を選択
- 「X」を探して選択
- 「ストレージ」→「キャッシュを削除」をタップ
キャッシュ削除は、特に「読み込みが遅い」「画像が表示されない」といった症状に効果的です。
対処法4:アプリのアップデート確認
最新バージョンのアプリを使用することで、既知の不具合が修正されている場合があります。
確認方法:
- iPhone:App Storeを開き、右上のプロフィールアイコンをタップ。「利用可能なアップデート」にXがあればアップデート
- Android:Google Playストアを開き、検索バーに「X」と入力。「更新」ボタンがあればタップ
2025年のXの公式サポートによると、最新アップデートでは高解像度メディアの取り扱いが改善されており、多くのメディア表示問題が解決する可能性があるとされています。
対処法5:端末の再起動
アプリの再起動でも解決しない場合は、端末自体を再起動してみましょう。これにより、メモリがリフレッシュされ、バックグラウンドで動作している他のアプリの影響を排除できます。
対処法6:複数アカウントの整理
10個以上のアカウントでログインしている場合は、使用頻度の低いアカウントをログアウトし、9個以下に減らしてみてください。
さらに、複数アカウントでログインしている場合は、すべてのアカウントで以下の手順を試すと改善する事例が報告されています:
- Xアプリで「Aアカウント」に切り替える
- Xアプリを完全に終了する(タスクキル)
- Xアプリを再起動
- 「Bアカウント」に切り替える
- 再度アプリを完全に終了する
- この手順を全アカウントで繰り返す
対処法7:ブラウザ版Xを試す
アプリで問題が発生している場合、ブラウザ版(x.com)でアクセスすることで使用できる場合があります。Safari、Chrome、Firefoxなどのブラウザから「x.com」にアクセスしてみましょう。
対処法8:アプリの再インストール
上記の方法で解決しない場合は、アプリを一度削除して再インストールすることを検討しましょう。
注意点:
- 再インストール前に、ユーザー名とパスワードを必ず確認しておく
- 下書きや検索履歴などの一部データは削除される
- できれば二段階認証のバックアップコードも確認しておく
手順:
- アプリを長押しして「Appを削除」(iPhone)または「アンインストール」(Android)を選択
- App StoreまたはGoogle PlayストアからXアプリを再度ダウンロード
- ログイン情報を入力してログイン
多くのユーザーから再インストールで解決したという報告がありますが、一方で「最初は直ったけど再発した」という声もあることから、根本的な解決にはX側のアップデートが必要な場合もあります。
対処法9:日時設定の確認
端末の日時が正確でないと、認証エラーが発生する場合があります。
確認方法:
- iPhone:「設定」→「一般」→「日付と時刻」→「自動設定」をオンにする
- Android:「設定」→「システム」→「日付と時刻」→「日付と時刻の自動設定」をオンにする
新しいアカウントが作成できない場合の対処法
新規アカウント作成時にエラーが出る場合は、以下の原因が考えられます。
電話番号やメールアドレスの重複
すでに別のアカウントで使用されている電話番号やメールアドレスでは、新しいアカウントを作成できません。別の電話番号またはメールアドレスを使用してみましょう。
短時間での複数アカウント作成
短時間に複数のアカウントを作成しようとすると、スパム対策により制限がかかる場合があります。時間をおいてから再度試してみましょう。
IPアドレスの制限
同じIPアドレスから多数のアカウントが作成されている場合、一時的に制限がかかることがあります。異なるネットワーク(Wi-Fiとモバイルデータなど)を試してみてください。
サーバー側の障害
前述のように、Xのサーバーに問題が発生している場合は、新規アカウント作成もエラーになります。公式の障害情報を確認し、復旧を待ちましょう。
障害情報の確認方法
自分だけの問題なのか、それとも広範囲の障害なのかを判断するために、以下の方法で情報を収集しましょう。
1. Downdetectorで確認
Downdetectorは、リアルタイムでサービスの障害状況を確認できるサイトです。「X Twitter ダウンディテクター」で検索すると、現在の障害報告数を確認できます。
2. 他のSNSで確認
Xが使えない場合、InstagramやThreadsなどの他のSNSで「X 使えない」「X 障害」などのキーワードで検索すると、同じ状況の人がいるかどうかを確認できます。
3. X公式サポートアカウント
ブラウザ版Xが使える場合は、@XSupportや@XSupportJPなどの公式アカウントをチェックしましょう。重大な障害が発生した際は、公式から情報が発信されることがあります。
それでも解決しない場合
上記の全ての方法を試しても問題が解決しない場合は、以下の対応を検討してください。
X公式サポートへの問い合わせ
- ブラウザでx.comにアクセス
- 「設定とサポート」→「ヘルプセンター」を選択
- 該当する問題のカテゴリを選択
- 問題の詳細を入力して送信
問い合わせ時のポイント:
- 使用している端末とOSのバージョンを明記
- アプリのバージョンを記載
- いつから問題が発生したのか
- 試した対処法を具体的に説明
- エラーメッセージがあればそのまま記載
通常、数日以内にメールで返信が届きますが、大規模障害発生時や問い合わせが集中している時期は、1週間程度かかる場合もあります。
アカウントの凍結や制限の確認
ログインできない、または一部の機能が使えない場合は、アカウントが一時的にロックされているか、凍結されている可能性があります。
この場合、Xからメールが届いているはずです。メールを確認し、指示に従って対応しましょう。身に覚えがない場合は、異議申し立てフォームから復旧申請を行うことができます。
予防策:今後のトラブルを避けるために
1. 定期的なアプリのアップデート
常に最新バージョンのアプリを使用することで、既知の不具合を回避できます。自動アップデートを有効にしておくことをおすすめします。
2. ログイン情報の保存
パスワードを忘れてしまうと、再インストール後にログインできなくなります。パスワードマネージャーやメモアプリに安全に保存しておきましょう。
3. 二段階認証のバックアップコード保存
二段階認証を有効にしている場合は、必ずバックアップコードを保存しておきましょう。スマホを紛失した場合でも、バックアップコードがあればログインできます。
4. 複数のログイン方法を設定
電話番号とメールアドレスの両方を登録しておくことで、片方が使えなくなった場合でも対応できます。
5. 端末のストレージ管理
端末のストレージが不足すると、アプリが正常に動作しなくなります。定期的に不要なアプリやファイルを削除し、十分な空き容量を確保しましょう。
2025年のXの動向と今後の見通し
2025年に入ってから、Xでは様々な仕様変更が実施されています。
ハッシュタグ広告の制限
2025年8月より、広告投稿でのハッシュタグ使用が一部制限されることが発表されています。これは主に広告主に影響を与えますが、一般ユーザーの投稿には大きな制限はないとされています。
AI機能の強化
AI生成コンテンツの認証やラベル表示の義務化など、透明性を高める新ルールが追加されています。これにより、信頼できる情報の見極めが容易になることが期待されています。
インフラの改善
今回のようなCloudflare障害への対応として、Xは複数のCDNプロバイダーを利用するなど、インフラの冗長化を進めているとの情報もあります。今後は同様の大規模障害が減少することが期待されます。
よくある質問(FAQ)
Q1: 障害はどのくらいで復旧しますか?
A: 2025年11月18日の大規模障害は約1時間で復旧しました。一般的に、大規模障害でも数時間以内に復旧することが多いですが、状況により異なります。
Q2: アプリとブラウザ版のどちらを使うべきですか?
A: どちらにも一長一短があります。アプリは通知機能が充実していますが、不具合が発生しやすい面もあります。ブラウザ版は最新情報が読み込まれやすく、アプリに不具合がある時の代替手段として有効です。
Q3: キャッシュ削除でデータは消えますか?
A: キャッシュ削除では、投稿やDM、フォロー関係などのアカウント情報は消えません。ただし、下書きや検索履歴などの一部ローカルデータは削除される可能性があります。
Q4: 複数のアカウントを使い分けたいのですが、9個以下にしないといけませんか?
A: 必須ではありませんが、2025年の報告によると10個以上のアカウントでログインしていると動作が不安定になりやすいようです。頻繁に使うアカウントのみをログイン状態にしておくことをおすすめします。
Q5: 新しいiPhoneやAndroidに機種変更したらXが使えなくなりました。
A: 機種変更後は、新しい端末にXアプリをインストールし、ログイン情報を入力する必要があります。二段階認証を設定している場合は、バックアップコードが必要になることがあります。
まとめ
Xが急に使えなくなる問題には、サーバー側の大規模障害からアプリの不具合、通信環境の問題など、様々な原因があります。
2025年11月に発生した主な問題としては:
- 11月18日のCloudflare障害による大規模障害
- 11月10日のドメイン変更(twitter.com → x.com)の影響
- iOS/Androidアプリの様々な不具合
これらの問題に対しては、まず以下の基本的な対処法を試してみましょう:
- アプリの再起動
- 通信環境の切り替え
- キャッシュの削除
- アプリのアップデート確認
- 端末の再起動
それでも解決しない場合は、アプリの再インストールやブラウザ版の利用を検討してください。また、10個以上のアカウントでログインしている場合は、アカウント数を減らすことで改善する可能性があります。
大規模な障害の場合は、ユーザー側では解決できないため、公式の復旧を待つしかありません。Downdetectorや他のSNSで情報を確認し、焦らず対応しましょう。
予防策としては、定期的なアプリのアップデート、ログイン情報の安全な保存、バックアップコードの保管などが重要です。
Xは現在も進化を続けており、新機能の追加や仕様変更が予想されます。それに伴って一時的な不具合が発生する可能性もありますが、過去のデータを見ると比較的迅速に対応される傾向があります。
今回の記事で紹介した対処法を参考に、快適なX(Twitter)ライフをお楽しみください。問題が解決しない場合は、公式サポートへの問い合わせも検討してみてください。
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