ゴールデンウィークは1年の中でも特別な連休。この季節に日本を旅すると、春から初夏へと移ろう景色に出会えます。正直なところ、毎年どこへ行こうか悩む人が多いのではないでしょうか。北から南まで、日本には素晴らしい旅先がたくさんあります。2026年のGWは4月29日の昭和の日から始まり、5月2日から5月6日までが5連休。さらに有給を活用すれば最大12連休も夢ではありません。そんなまとまった休みだからこそ、単なる観光地巡りではなく、本当に行きたい場所を選んで欲しいのです。このガイドでは、定番の人気スポットから意外と知られていない穴場まで、10の旅先を厳選しました。それぞれの季節の見どころと、何が魅力なのかを丁寧に解説しますので、あなたのGW旅行の最高のプランが見つかる手助けができると思います。
北海道・富良野と美瑛|初夏の丘陵地帯の絶景
GWの北海道は、春の花々が一斉に咲き始める季節です。特に富良野と美瑛のエリアは、広大な丘陵地帯に色とりどりの花畑が広がる光景は、本当に息を呑むほど美しい。
ラベンダーの季節到来
富良野は「ラベンダーの町」として知られていますが、GWの時点では早咲き品種が咲き始める時期です。メインのラベンダーシーズンは6月下旬からですが、この時期だからこそ混雑を避けながらラベンダー畑の美しさを感じられるんです。丘の上に立つと、北海道の大自然に包まれる感覚は格別。ラベンダー畑の中を歩くアクティビティもあり、香りの中で過ごす時間は心をリセットしてくれます。周辺には温泉も点在しているので、旅の疲れを癒すのに最適です。
美瑛の丘めぐり
美瑛の丘陵地帯は、四季折々の風景が美しいことで有名。GWの時期には菜の花やチューリップが咲き、一面が黄色やピンク色に染まります。レンタカーで丘めぐりをするのがおすすめ。有名な「ケンメリの丘」や「パッチワークの路」など、景色の良いスポットをいくつか巡ると、北海道の雄大な自然と農村風景の美しさが分かります。地元産の野菜やメロンを使った食事も美味しく、何度も訪れたくなる場所です。
沖縄・知念岬と瀬長島|海が最高に美しい季節
本州がまだ桜の季節の4月下旬から5月初旬の沖縄は、初夏のビーチシーズンのはしりです。透き通った海、白い砂浜、そして年間を通じて温かい気候が魅力。
知念岬からの絶景ビュー
沖縄の南東にある知念岬(ちぬんみさき)は、高台から太平洋を一望できる景勝地です。白いガジュマルの木が象徴的で、ドラマや映画のロケ地としても使われてきました。GWの知念岬は、新緑の季節の爽やかさと海の青さが完璧に調和した場所。特に天気の良い日は、眼下に広がる海の深さがはっきり分かるほどです。海に浮かぶ島々や、遠くの地平線まで見渡せます。ここからの夕焼けは本当に素晴らしいので、午後に訪れるのがおすすめ。展望台近くには飲食店もあるので、景色を楽しみながらドリンクを飲むのも良いでしょう。
瀬長島で過ごす時間
那覇空港からも近い瀬長島(せながじま)は、穴場のスポット。真っ白な砂浜と、どこまでも透き通った海が自慢です。GWは気温も上がり始め、海水浴も可能になってきます。島全体が静かで、混雑した観光地を避けたい人にぴったり。子どもたちが安全に遊べるビーチも整備されています。周辺にはテンブスという複合商業施設があり、地元の食材を使った飲食店やお土産屋が立ち並んでいます。オーシャンビューのレストランでの食事は、沖縄を訪れたという実感を一層高めてくれます。
長野・上高地|新緑の中での至福のハイキング
GWの上高地は、冬の雪が解け、新緑が芽吹く季節です。標高1500メートルの盆地は、この時期独特の清々しさに満ちています。
大正池から小梨平へのコース
上高地のメインコースは、大正池から小梨平を経由して河童橋に至るルートです。GWの時点では歩きやすく、本格的なハイキングシーズンの前だからこそ混雑が少ないんです。大正池では、逆さ穂高連峰の美しさが水面に映り込みます。春の陽気の中を歩くと、野鳥の声も耳に心地よく聞こえます。小梨平に着く頃には、身体も心もリフレッシュしていることに気づきます。
河童橋での景観
上高地のシンボル・河童橋から見える穂高連峰は、本当に迫力があります。この時期は雪が低い位置にだけ残っており、独特の風景を作り出しています。橋からの眺めは、カメラ好きな人なら何度もシャッターを切ることになるでしょう。付近には飲食店もあり、穂高の絶景を眺めながらの食事は、何物にも代えがたい経験です。GWは日中の気温が心地よく、朝日が当たる時間帯がとても美しい季節。早朝に訪れるのがおすすめです。
鹿児島・屋久島|樹齢7000年の縄文杉を目指す冒険
屋久島は、日本の自然遺産の中でも特に希少な場所です。GWは天候も比較的安定しており、本格的なトレッキングに挑戦するチャンスです。
縄文杉トレッキング
樹齢が推定7000年以上と言われる縄文杉を目指すトレッキングは、屋久島でのハイライト。往復で10時間以上かかる本格的なコースですが、樹齢が長いおかげで、その木を通して地球の歴史を感じることができます。GWの気候は、トレッキングに最適。雨の多い屋久島ですが、この時期は比較的晴天が続きやすいです。登山道の途中には苔むした杉の森が広がり、その光景は本当に息を呑むほど。縄文杉に到達した時の感動は、言葉では言い表しようがありません。
白谷雲水峡のコース
屋久島には他にも素晴らしいハイキングコースがあります。白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)は、映画「もののけ姫」のロケ地となった場所。苔むした岩場と、清流が作り出す風景は、本当に異世界です。このコースは縄文杉より時間が短く、GWの旅行日程に組み込みやすいです。太古の地球を感じさせる風景の中を歩くと、日常の悩みなんて小さく感じられます。屋久島のホテルは、トレッキングの疲れを癒す温泉施設を備えたものが多いのも魅力的です。
京都・鴨川と伏見稲荷|古都で過ごす優雅な時間
京都は何度訪れても新しい発見がある場所。GWの京都は、新緑が美しく、気温も過ごしやすい季節です。混雑は避けられませんが、工夫次第で優雅な時間を過ごせます。
鴨川沿いの散策
京都市内を流れる鴨川は、市民の憩いの場。GWの鴨川は新緑に包まれ、水の流れる音が心を落ち着かせてくれます。河畔のベンチに座って、散策する人々を眺めるのも素敵な時間です。特に夕方から夜間にかけて、川沿いの古い家並みが灯りに照らされる光景は、京都の魅力を象徴しています。カップルで訪れるなら、この景色を共有するだけで、旅の価値があります。
伏見稲荷大社の千社稲荷
伏見稲荷大社の千社稲荷(せんしゃいなり)は、日本を代表する景勝地の一つ。赤い鳥居がトンネルのように連なる光景は、知名度が高いがゆえに混雑しています。ですが、早朝に訪れると、混雑を避けながら静寂の中で参拝できます。GWの朝の伏見稲荷は、新しい1日の始まりを感じさせてくれる厳かな場所です。トレッキングコースもあり、山頂を目指すと京都市街地を一望できます。
石川・金沢|加賀百万石の文化と工芸
金沢は、江戸時代の城下町としての繁栄を今に伝える歴史ある街。GWは庭園や工芸の美しさを深く味わうのに最適です。
兼六園での春の風情
兼六園は、日本の三大庭園の一つ。GWの時期は、ツツジやボタンが咲き誇り、庭園全体が色彩に満ちています。細部まで計算された庭園の美しさは、造園の芸術を感じさせてくれます。特に朝の散策は、観光客が少なく、静寂の中で緑を感じられます。庭園内の茶屋で抹茶をいただくと、日本文化の深さが実感できます。
ひがし茶屋街の工芸
金沢は工芸の町としても有名。ひがし茶屋街を歩くと、古い茶屋が今も営業しており、そこでは伝統工芸の品々が並んでいます。九谷焼、加賀友禅、金箔工芸など、職人たちの技が生み出した作品は、見る価値があります。工房体験も可能で、自分で九谷焼を描いたり、金箔を貼ったりできます。思い出となる工芸品を手作りするのは、旅の醍醐味です。
広島・瀬戸内海|島巡りの旅
瀬戸内海は、穏やかな海と、個性的な島々が特徴。GWは気温が上がり、島での過ごし方が多くなる季節です。
宮島の厳島神社
瀬戸内海の代表的なスポット・宮島の厳島神社は、海に浮かぶ鳥居で有名です。GWは観光客が多いですが、早朝に訪れると、神社の厳かな雰囲気を感じられます。潮の満ち引きによって景色が変わることも、この神社の魅力の一つです。参拝後、島内を散策すると、地元の名物・穴子飯や豆大福が食べられます。
小豆島のオリーブ園
瀬戸内海の島々の中でも、小豆島(しょうどしま)はオリーブの生産で知られています。オリーブ園からは瀬戸内海を一望でき、GWの陽射しの中でのんびり過ごすのに最適です。島内には食堂やカフェも多く、地元産のオリーブを使った食事が楽しめます。映画やドラマのロケ地としても使われてきた島で、非日常的な時間を過ごせます。
栃木・日光|杉並木と滝の自然
日光は、江戸時代の歴史建造物と、豊かな自然が調和した場所。GWは新緑が美しく、滝も水量が多い季節です。
日光杉並木のトレッキング
日光の杉並木は、樹齢が400年を超える杉の木々が作り出す景観です。GWに杉並木を歩くと、新緑の香りと静寂に包まれます。トレッキングコースとしても整備されており、ファミリーから本格志向の人まで楽しめます。杉の根元に座って、木漏れ日を感じるだけで、心が癒されます。
華厳の滝での観瀑
華厳の滝(けごんのたき)は、日光の代表的な景勝地。GWは雪解けの影響で水量が多く、迫力満点です。滝壺の近くまで行ける観瀑台からは、水しぶきが顔に当たるほどの迫力を感じられます。滝の近くにはエレベーターで行ける展望台もあり、高い視点から滝全体を眺めることも可能です。
三重・伊勢志摩|神宮参拝と真珠の町
伊勢志摩は、日本の歴史と自然が濃縮された地域。GWは海の幸が豊かで、食事を楽しむのに最適な季節です。
伊勢神宮での参拝
伊勢神宮は、日本人なら一度は参拝したい神社。GWは参拝客が多いですが、朝早く訪れると、神社の厳かな雰囲気を感じられます。神社の中を歩くと、古い歴史を感じさせる杉林が広がっており、日本の精神文化を体験できます。参拝後、おかげ横丁で地元の食べ物を食べるのが定番です。
真珠の町・鳥羽での体験
伊勢志摩の海は、真珠の養殖で有名です。鳥羽(とば)の真珠博物館では、真珠の採取の過程を見学できます。また、体験プログラムでは、自分で真珠を採取できるコースもあります。海の恵みを直接体験することで、自然の大切さを改めて認識できます。
鹿児島・奄美大島|秘境の島での時間
奄美大島は、沖縄より北に位置しながらも、独自の文化と自然を持つ島です。GWは観光のベストシーズンで、海での活動が活発化する時期です。
土盛海岸でのビーチライフ
土盛(ともり)海岸は、奄美大島を代表するビーチ。白い砂浜と青い海が織り成す光景は、沖縄に劣らぬほど美しいです。GWの土盛海岸は、すでに海水浴も可能な気温。水深も浅く、家族連れにも人気です。夕方の散策も素敵で、沈む太陽が海を金色に染める光景は忘れられません。
マングローブカヌー体験
奄美大島の川には、マングローブの森が広がっています。カヌーで川を進むと、野生動物との出会いもあります。野鳥の鳴き声に耳を傾けながら、カヌーを漕ぐという経験は、都市生活では得られません。朝や夕方のツアーがおすすめで、自然のリズムを肌で感じられます。
2026年GWの旅先選びで大切なこと
これまで10の旅先を紹介してきましたが、どこを選ぶかは、あなたのライフスタイルと好みによります。山好きなら北海道や長野、海好きなら沖縄や奄美大島、歴史好きなら京都や金沢といった感じで、自分たちが本当に望む時間を過ごせる場所を選ぶことが大切です。また、GWは混雑しやすい季節。人気の観光地を選ぶなら、早朝に訪れるなど工夫が必要です。逆に穴場を選ぶなら、時間に余裕を持って、ゆったり楽しむプランを立てるのがおすすめです。連休を無駄にせず、本当に思い出に残る旅にするために、計画段階からこだわりを持ってほしいと思います。
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